長期休暇を取得する場合の注意点とは
仕事をしていると有給休暇を使ったり、所定の夏季休暇を取得するなどして1週間を超えるような長期休暇を取得する場合があります。
いざ休む際には、いくつか注意すべきポイントがあります。
まず一つ目は、休暇中の業務の引き継ぎを滞りなく行っておくということです。
自分がいなくても特に問題ないと思っている場合でも、実際にはその人がいないとどうやればよいか誰もわからないという業務は少なくありません。
そのため、休暇によって会社に悪影響が生じないように対応が必要になると思われる業務については全て洗い出した上で、対応方法を細かくマニュアル化しておくとよいでしょう。
次に、二つ目のポイントは、長期休暇中は極力仕事から離れるべきということです。
テクノロジーの進歩によって、オフィスにいなくてもインターネットやスマートフォンを使って社外で仕事をしやすい環境が整備されてきています。
そのため、休んでいてもついメールをチェックして返信してしまったり、仕事の電話に応答してしまう人は少なくありません。
しかし、そのようにしていると公私の区別がつかなくなり、せっかく休んでもリフレッシュできないでしょう。
ワークライフバランスを保って仕事を続けるためにも、緊急に対応が必要な場合を除き、休暇中に仕事をするのは避けるよう努めることが大事です。
なお、休暇中に仕事をしているとサービス残業を行っているとみなされるおそれがあります。
法令遵守の観点からも、休暇中に仕事に関与するべきではないのです。